銀月のソルトレージュ―ひとつめの虚言 (富士見ファンタジア文庫)(富士見ファンタジア文庫 枯野瑛)

銀月のソルトレージュ―ひとつめの虚言 (富士見ファンタジア文庫)
富士ミスから出ている枯野氏の「魔法使いに大切なこと」が好きだったので購入。

学術院都市国家の学生リュカが、学院からの帰り道に銀髪の美少女にいきなり刺し殺された。
が、朝日とともに普通に目を覚まし…

というお話です。
気の利いた紹介文が思い浮かばなかったので、ドラゴンプレスから抜粋してみました。
感想としては、良くも悪くもいたって普通って感じですかね。
主人公が適度に強くて、可愛いヒロインがいて、ストーリーも無難に伏線が効いてて、アクションや緊迫した展開なんかの読ませる要素もあって、それっぽい魔法の設定があって・・・といった具合に。
「紹介文が思い浮かばなかった」ってのも、このあたりの飛びぬけた部分のなさに由来してたり。
いやまあ、飛びぬけた部分がないってだけで、各要素が平均以上のクオリティで全体もきっちりと纏まってるから面白かったことは間違いないんですけどね。
読みやすかったとはいえ、二つの話が交差する部分はやっぱりゾクゾクときましたし。
ちなみに、唯一の欠点は続刊が怪しいというところですかね。
枯野氏があとがきで「売り上げが〜」なんて話してると冗談に聞こえないので。

くじびき勇者さま2番札 誰がお荷物よ! (HJ文庫)(HJ文庫 清水文化)

くじびき勇者さま2番札 誰がお荷物よ! (HJ文庫)
作者が好き放題書いたらこの作品が生まれたのか
それとも読者の期待に作者が答えた結果がこの作品なのか
すべてはページの外側へ・・・って、ネタはいいとして本気で疑問に思います。
なんかもう、薀蓄メインでストーリーはおまけといった感じすらしますね。
会話のテンポとかも独特の味で、清水文化好きにはたまらない一冊ですよ。
でも今回は珍しく恋愛描写がちょっと混ざってるのが意外だったかな。
恋愛が書けないともっぱら評判の神坂一氏と同じで、清水氏も避けてるんだと思い込んでたのでね。

BLACK BLOOD BROTHERS〈S3〉ブラック・ブラッド・ブラザーズ短編集 (富士見ファンタジア文庫)(富士見ファンタジア文庫 あざの耕平)

BLACK BLOOD BROTHERS〈S3〉ブラック・ブラッド・ブラザーズ短編集 (富士見ファンタジア文庫)
今回の短編は本編3巻と5巻の間、平和だったころの短編はこれで最後。
その影響かコメディ寄りの笑える作品が多かった気がする。
「力と誇り」や「自由と虚ろ」はシリアスな話だし、最後の「いつか来る、その日のために」も内容的には重い話なんだけど、扉のカラーイラスト1枚目や「本日のゼルマン様」が遊びすぎなこともあって、なんとなく軽いイメージが。
いや、別に悪いってわけじゃないし、軽い短編集OKですがね。
インターミッション6なんて、ドラマガ連載分を読んでる人にとっては思わずニヤリどころか、普通に笑えるネタでよかったしさ。
で、そんな軽いイメージの連載分とは打って変わって、書き下ろしはシリアスでハードな話。
前にも感想で書いた気がするけど、実際の歴史とリンクした話って「実はあの事件も裏で誰かが暗躍してるとか」とニヤニヤできるから面白いです。
しかも話全体から漂う雰囲気もその時代のイメージに合ってるのが流石といった感じ。
今回だと黄金時代のアメリカが舞台ってことでどこか浮ついた雰囲気が。
あと、ヘタれなジロー、カッコいいカーサ姉様、不思議系のアリスと裏方ケインって組み合わせが単純に面白いね。
もっとこの組み合わせの話を読んでみたいものです。

昨日はお出かけ

なんかすっかり週刊ブログになってますが生きてます。
今日はWindowsの再インストールなんかをしてたりしました。
いやあ、蟹チップはよくあるから楽だね。
サウンドのドライバ入れようとしたらM/B付属のCDが行方不明で困ったんだけど、たまたま転がってた他のM/B付属のCDに入ってたドライバが使えたよ。
ネットで探す手間が省けたから大助かり〜


やっぱり最近もゲームする気ないんだけど、なんとなく見てたARMORED CORE4が面白そうに見えて困る。
もともと軽量級で高速バトル大好きっ子なもんで、今回のスピード重視の方針には涎が…
大量のミサイルとかも燃えるしねえ。
さすがにこれのためにPS3XBOX360を買う気はないからスルーだけどね。
ハイスピードの部分だけ取り出してPS2で出してくれんかなあw

Sound Horizon Concert Tour 2006-2007 『Roman 〜僕達が繋がる物語〜』追加公演(大阪・大阪厚生年金会館 芸術ホール )

名古屋・大阪の本公演に続いて3回目の参加。
とくに大阪は本公演が楽しかったのでかなり期待してましたが、期待を上回る勢いで楽しかったですよ。

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