マルドゥック・ヴェロシティ〈1〉 (ハヤカワ文庫JA)(ハヤカワ文庫 冲方丁)

マルドゥック・ヴェロシティ〈1〉 (ハヤカワ文庫JA)
あまりに圧倒的なカジノシーンで話題になったマルドゥックスクランブルの続編がついに登場。
ずいぶん前から蕎麦屋の出前状態だっただけに、発売日が決まったときには耳を疑ったものですよ。


とりあえず、一巻ということでキャラの顔見せと下準備ぐらいだったけど、これから面白くなっていく感がひしひしと伝わってきていいですねえ。
結末の方向が見えてるだけに、どうやってそこまで走っていくのかに期待ですよ。
てか、今回の話はボイルドが主役の過去の話だったのですね。
ボイルドといえば、スクランブルではカジノの勢いに埋もれちゃってる敵役、ってイメージでいまいちパッとしなかったけど、実はこんなに深くて渋いオジ様だったとは。
作品全体のハードボイルドな雰囲気と相まってとってもカッコいいですよ。
他の09メンバーもぶっ飛んでるキャラばっかりでいい味出してるし。