戦う司書と黒蟻の迷宮 (スーパーダッシュ文庫)(スーパーダッシュ文庫 山形石雄)

戦う司書と黒蟻の迷宮 (スーパーダッシュ文庫)
1巻2巻の感想では「ストーリーすげええええええ」って書いたけど、今回のは「戦闘すげええええええええ」。
今までの巻では戦闘はオマケ程度だったのに今回はいきなり戦闘メインの展開で、しかも熱すぎ。
こういう展開になると、戦闘狂のハミュッツ姐さんがカッコいいんだよなあ。
ボロボロになりながらも執念で戦う様子や、決着シーンでの姉さんらしい清々しさが素敵すぎです。
でもって、戦闘が熱いのはハミュッツ姐さんの活躍があったからだけじゃなくて、舞台設定がまたいいからなんですよ。
閉鎖的な迷宮で迫りくる黒蟻の大群、って状況が緊迫感と不気味さを煽って面白い面白い。
前2作ほどのすごさはないものの十分に事件の真相が気になるストーリーと相まって、一気に読みきってしまいました。