聖遺の天使 (双葉文庫)(双葉文庫 三雲岳斗)

聖遺の天使 (双葉文庫)
出てるの知らなかったけど本屋で発見したので購入。
なんだろ、歴史物の推理小説っていうんだろうか。
15世紀のイタリアが舞台でレオナルド・ダ・ヴィンチが事件の謎を解く話、歴史には疎いもんで他の登場人物も実在の人なのかなど、フィクションとノンフィクションの境界は不明です。
とりあえず内容としては可もなく不可もなく。
「歴史物の推理小説」って珍しいジャンルなのでそれなりに楽しく読めて、別に面白くないってわけじゃないけど、飛びぬけた部分ってのがないんだよなあ。
飄々としたレオナルドと聡明で活動的なヒロイン、テェチリアのコンビの活躍は面白いんだけど、ライトノベルじゃないのでそのあたりのキャラ性が強調されてるわけでもなし。
推理物としてみても、ネタは気になるんだけどそれほど驚く展開があるわけでもなく*1
なにかもう一つ押しがあればよかったんだけど。

*1:レオナルドの最初の方の台詞である程度読めちゃったしなあ