月と炎の戦記 (角川スニーカー文庫)(スニーカー文庫 森岡浩之)

天照大神や速須佐の男の命なんていう固有名詞が出てくる神話ファンタジー
内容はほとんど神話とは関係ないけど。
続編の「月と闇の戦記」は発売当時に読んでたけど、これは存在をすっかり忘れてて今更読んでみた。
感想としては、これはツクヨミ ツユネブリ カエデの会話を楽しむ本ですか? という感じ。
軽口や皮肉の応酬や、カエデのぶっ飛んだ行動なんかが面白かった。
ストーリーは深刻なことになってたりするけど、設定のとおりキャラの行動がやたら適当なあたりも味があるというか。
凝った設定や伏線なんかはないけど、その場の勢いで楽しむ作品としていい出来。