食卓にビールを〈5〉 (富士見ミステリー文庫)(富士見ミステリー文庫 小林めぐみ)
いつもどおり不思議で予測不能な展開が面白いです。
このカオスな感じが少しでも伝われば、ということで各話感想を並べてみる。
- イカ:"イカ"を並べた文章に感服。もともと軽いノリの作品だけど、この話はさらに軽妙でいいっすなあ。
- ジーン:最初のゲーム話に激しく同意してしまった。最近はそんな気力ないけどね。
- マンホール:「食卓にビールを」でいいのか。飲めさえすれば場所はどうでもいいですか、そうですか。
- 世界征服:実にSF的なオチですな。てか途中の強力粉は伏線じゃなかったのか。
- スポ根:4つの力には爆笑した。やっぱりファンタジーじゃなくてそっちの方向に行くわけですね。
- 狐狩り:熊キツネのビジュアルがまったく想像できなくて困ったり。頭の中でイメージを動かしながら読む人間なんですよ。
- 魔王:不動産屋って言葉が出てこなければ普通にSFですね。あえて出してくるのが、この作品の面白みなんだけど。
- クリスマスパーティ:殺人事件で推理物、作品の幅が広いなあ。って、よく考えたらこれってミステリー文庫だからピッタリじゃないですか。