もやしもん(3) (イブニングKC)（イブニングKC 石川雅之）

前の巻は菌ネタ少なめで得体の知れない農大マンガになってたけど、今回は菌ネタがだいぶ帰ってきてますな。
酒ネタメインの酒マンガになってきてるという説もあるけど。
とりあえず、このマンガはとにかく芸が細かい。
一番目に付くのは欄外の書き込みなんだけど、これがまた菌に関する薀蓄や意味のわからん小ネタに、毎回内容や絵が違う登場人物紹介、さらには本編へのツッコミまであったりして、情報量とネタの量が半端じゃないっす。
もちろん欄外だけじゃなくて、コマの中にも細かい部分までネタがあったりで、ほんと端から端まで楽しめるようになってます。
このあたりのおかげで、読むのにやたら時間がかかってしまいましたよ。
あと、このマンガは薀蓄が面白いだけじゃなくて単純に笑えるのもポイント高いです。
美里＆川浜コンビが頻繁に提供してくれるクスリ笑い級から、唐突に出てくる爆笑級まで笑いの幅も広いんだよなあ。
今回だとプチ整形ネタで抱腹絶倒までいってしまいましたよ。

どうでもいいけど、この表紙カッコいいよなあ。
作者か担当あたりが作中に出てきた川浜のこの恰好をよっぽど気に入ったんだろうなあ、なんて思った。
自分もこの恰好に限らず美里＆川浜コンビ、特にころころと変わる表情なんて好きですよ。