ランブルフィッシュ (9) 大会開幕奇襲編 (角川スニーカー文庫)(角川スニーカー文庫 三雲岳斗)

ランブルフィッシュ (9) 大会開幕奇襲編 (角川スニーカー文庫)
新刊が出るので再読。
遥か昔に出たような気がしてたけど、実は発売されて一年もたってないらしい。
どうも話が進むのが遅いせいで勘違いしてたらしい。
そんなわけで再読だけど最初に読んだときと同じ感想で、面白いんだけどなんか物足りない内容なんだよなあ。
戦闘開始まで散々引っ張られたわりに、楽しみにしてた沙樹の大暴れが見られなかったのが原因なんだけど。
それ以外の部分は伏線回収に向けて一直線といった感じで面白いだけに残念なところ。


めったにしない再読をしたわけですが、このランブルフィッシュ、昔は相当はまってたんですよ。
特に1巻〜3巻あたりの校内トーナメントしてた頃は自分内ランキング1位な作品だったなあ。
なんといっても、それっぽいギミック満載の人型ロボットが激しく戦うってのがストライクゾーンど真ん中なわけで。
しかもロボットが戦うだけでなく、設計士が主人公ということで裏方話まできっちりと描写されているのでロボット好きにはたまらんのです。
その上、個性的な登場キャラクターがやたら多かったり、伏線張りまくりで思わせぶりな台詞が色々出てくるという至れり尽くせりな構成だったわけです。
そんな最高な内容だったんだけど、いかんせん話の進むペースが遅すぎて熱が冷めちゃったんだよなあ。
校内トーナメント編の後に間をおかずに、サバイブ編で戦闘開始までいってくれれば良かったのに。