i.d.〈1〉神使いたちの長い放課後 (電撃文庫 (0791)) / i.d.〈2〉seven (電撃文庫) / i.d.〈3〉滅びの王国 (電撃文庫)(電撃文庫 三雲岳斗)

ジャンルとしては「能力バトル」ならぬ「能力サスペンス」。
意図が不明なな人物や団体が存在して意味深なセリフや行動で伏線張りまくり、という普段どおりの作風。
1巻だけ読んだ時は完全に駄目だと思ったけど、3巻までまとめ読みしたらある程度楽しめた。
キャラがテンプレを抜け出せてなくて、ストーリーも巧いと思わせるような部分が少ないのがそれほど楽しめなかった原因。
一応完結になってるけど、残ってる謎が多くてどうも終わった感がしないのもよろしくない。
「構想では3巻までの内容で1冊の予定だった」らしいから、どうも終わり方が中途半端になってしまってる気がする。
予定通りここまで1冊でシリーズの1巻だったら、期待できるシリーズになってたかも。