もっけ(5) (アフタヌーンKC)（アフタヌーンKC 熊倉隆敏）

読むとなんとなく幸せな気分になれるほのぼの系物の怪漫画。
今回はきつめの話が目立った、というか印象に残ったけど、基本的にはいい話が多めの作品。
主要な登場人物、静流・瑞生姉妹のかわいさ*1とじいちゃんの渋さが魅力的なのはもちろん、ゲスト的に登場する物の怪もみな個性的。
そういったキャラクターの良さと、作品全体から漂うほのぼの感と不思議な感じが魅力的なんですよ。
その辺の魅力に加えて、今回は時系列に沿った話ということでストーリーやテーマなんかも楽しむことができて更に面白かったです。
個人的には修学旅行の話が一番好きかな。
面白さでいうとどれも甲乙つけがたいけど、この話が一番インパクトがあったので。

と、今回はかなり狂信的な感想にしてみました。
いやね、本屋で他のアフタヌーンKCの新刊が平積みで大量に置かれている中で、これだけはひっとりと3冊しか置いてなかったりしたので、売れてないのかなんとなく不安になったんですよ。
まあ、こんなところで文章力のない人間が熱心に面白さを説いたところで宣伝効果はないだろうけど。

*1:変な意味じゃありませんよ、物の怪が見えたり憑きやすかったりという体質と前向きに向き合う姿勢が、です